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カーテンで気分を変えよう!

多くの機種から1つを選んで推薦する。
それ以外の機種は販売しない。
「推薦する」という行為は、小売が自分の売る商品についての立場を表明することだ。
立場を言い換えれば、「その企業の独自の思想や哲学」だ。
〝らしさ〟でもなければ、当りさわりのない企業理念のたぐいでもない、企業の思想だ。
「推薦する」は思想なのだ。
消費者が自分の責任で選んだ掃除機が満足のいくものだったときは、つくったメーカーへの信用が高まり、失望させるものだったときは、つくったメーカーへの不信に終る。
いずれにしても、小売は関係ない。
小売はあくまでも陳列しただけの第三者だから、いつまでたっても信これに対して、1品目1機種売り場の場合は、小売がその1機種だけを選んで推薦するわけだから、当然、そこには小売の責任が発生する。
消費者の満足、不満足は小売に関係してくる。
企業が思想を語るとき、当然、「おたくの考え方、気に入ったよしと言ってくれる消費者とは親しくなれるし、「考え方はまるで合わないけど、おたくは変っているからヒイキにしてやろう」という消費者ともおつき合いしてもらえる。
反面、「おたくは大嫌いだ」という消費者も出てくるわけだ。
思想は好き嫌いがあるから思想なのであって、みんなが賛成したら常識になる。
常識を媒介しても浅い理解しか生まれないが、思想を媒介すれば消費者と企業はお互いを識別し、少しずつ親しい友人になれていくのではないか。
著名人に代表される第三者を媒介しないで消費者と親しい友人になれるとしたら、企業はおのれの思想を語るしかないのではないか。
この推薦型の売り場づくりを、いちばん最初に評価してくれたのが天野祐音さんだった。
それに、わりと批評的に商品を紹介してる点もユニークですね。
商品ジャーナリズムというかたちをとった新しいタイプの広告になっている。
たとえば僕の場合、本を買うときには書評新聞の書評を読んで選んだりする。
そこでは、書評が立派に〝広告〟の役回りをしているわけだけど、『通販生活』もまた、そういう〝広告〟になっていると思いますよ。
しかも公平なね。
書評新聞だって載せる本はみんなはめてぽっかりだけど、粗悪な本はもともと取り上げないということで批評してる。
推薦する行為は批評行為である、と言ってくれた天野さんの評価に私は力づけられた。
91年ごろはまだまだ手探り状態だったから、なおのこと力づけられた。
お礼を言うのが遅くなってしまってすみません。
さっきはケチをつけたりしてすみません。
『ミーレの掃除機』をきっかけにして、私は1品目1機種型の売り場を開発することができた。
しかし、「1品目1機種売り場」という他社カタログとの差異化は、ますます企業の信用を所ん」と主張したところで、だれが信用してくれる?
企業を信用してもらうためにつくった「1品目1機種売り場」が、さらなる企業の信用を要求するようになっていく。
企業の信用づくりとはそういうものだろう。
さんざんさん路線『ミーレの掃除機』は排気清浄能力、吸塵力ともに競合品を圧倒的にリードしていたから、「1品目1機種」という推薦型の売り場を思いつけた。
それだけではない、この商品はもう1つの大きなヒントを私にプレゼントしてくれた。
「商品は長期使用性で選ぶと売れるよ」いまでこそ、修理用部品をメーカーが20年以上保有するスタイルは常識になってきたが、『ミーレの掃除機』を扱いはじめた八〇年代末の時点では、この商品の「修理用部品20年保有」はとび抜けて珍しかった。
なにしろ、大量生産、短期使い捨て消費、大量廃棄まっ盛りのバブル時代だったからね。
ぼんやりと商品の長期使用性を意識しはじめた私に、通信販売の神様は再びプレゼントを贈ってくれた。
91年秋、成田きん、蟹江ぎん、数え年で100歳になったばかりの双子おばあちゃんとの出逢いである。
おふたりの天真爛漫な笑顔をテレビCMにして翌92年のお正月に流したところ、爆発的な人気をよんで『通販生活』の誌名は1挙に全国に浸透した。
以後、おふたりが亡くなられるまで、おふたりのテレビCMをつくりつづけた。
テレビCM撮影のためにおふたりのお宅に何回かお邪魔するうちに、おふたりのもの持ちのよさを知ってびっくりした。
嫁入り道具の裁縫箱、把手のとれた桐の箪笥、鏡のとれた鏡台が『通販生活』のイメージキャラクターだった、きんさんぎんさん。
現役で使われていた。
「伊勢湾台風がなければまだまだ古い道具は残っていたはずなのに」とぎんさんはおっしゃっていた。
気がついたことはもう1つ、あった。
きんさんぎんさんCMで1挙に増加した新しい読者たちからの申込みもまた、八〇年代から売れてきた『デロンギヒーター』『ホワイトクラウド』『ミーレの掃除機』『バーミックス』といったひと握りの高品質高価格商品に集中していることだった。
消費者は、「高価格でもいいから、高品質で長期使用に耐える商品だけを売りなさい」と言ってくれているのだった。
よし、これからは永く使える商品を看板にしていこぅ、買ってもらった商品は1日でも永く使ってもらおう。
この方針を、長寿命性にひっかけて、「きんさんぎんさん路線」と命名した。
ぎん:「わしが買いつづけにゃ失業者がふえるって言やすけど、貫いつづけへんでも失業」きん:「倹約や貯金が、ど~してあかんの?」
「きんさんぎんさん路線」とは、「買いつづけへん」で「倹約」する路線のことである。
故障したらすぐ捨てて新品に買い替えるのではなくて、修理して永く使いつづける。
きんさんぎんさんは「永く使いつづけられる商品を売る」という『通販生活』の企業イメージを伝播してくださった大恩人だ。
余談をつけ加えると、「よく、きんさんぎんさんを見つけましたねえ」と感心してくれる人が多いが、なに、91年9月15日のNHK敬老の日番組で知っただけ。
情報氾商品の掲載基準に「長期使用性」という項目をつけ加えた。
製造中止後の修理用部品のメーカー保有期間が短いものは掲載しないという項目だ。
購入者に買った商品のしまい方を伝えたり、使用中の不満を吸い上げる「メンテナンス通信」というハガキを送るシステムもつくった。
商品の長期使用を考えるときの原則は二つしかない。
1つは「商品そのものが素材的設計的に長期便用向きにつくられている」ことだ。
まさに『ミーレの掃除機』はそれだったわけだが、もっと小さな商品ではこんなのがある。
布団ばさみといえば樹脂製がほとんどだが、「何年も使っていると樹脂が折れてしまう」「かみ合わせがズレてくる」「汚れやすい」などの不満があった。
そこで少々価格は高いが、大木製作所の18-8ステンレス製をピカイチに選んだ。
バネからはさみまでステンレス製はめずらしく、われわれが調べたかぎりでは他に見当らなかった。
本体は直径5ミリもある堅牢なステンレス棒を湾曲加工で継ぎ目なく成型してあるので、頑丈さは申し分ない。
バネ部分にも3・5ミリの頑丈なステンレスを使っているから弾力も強い。
布団をはさみ込む「深さ」も、従来品のほとんどが23~25センチなのに対して、本品は27センチと深めである。
バネの「強さ」とはさむ「深さ」のおかげでがっちりと布団が固定されるから、少々風が強い日でも安心だ。

カーテンの順序がみつけやすいカーテンのキーワードのあるものから始めました。
もちろんここでうまいカーテンの説明ができれば、カーテンについて伝わるのですからそれに越したことはありません。
カーテンの文章の特色などが紹介され、それぞれカーテンを鑑賞する際の注意などが具体的に書かています。